ローレンシャンスクールの南山小学校受験対策

ローレンシャンスクールの知恵と経験を、現場からの生の声と共にお伝えしていきます。
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南山小学校運動会
先日、南山小学校の運動会を見せていただく機会を頂きました。

これまで、まだ校舎が出来る前の創立年時の学校説明会から、常盤会の卒業生対象の行事、また、南山っ子フェスティバルにいたるまで、多くの説明会や行事等に参加させていただいておりますが、

今回、運動会を最初から最後まで参観させていただき、これまでに感じたことのない
深い感動を覚えました。これは是非、一人でも多くの方に、この感動をお伝えしたいと考え、今回お許しをいただき、メールマガジンを通じてお知らせいたします。

小学校の運動会の始まりとして、まず、象徴的であったのが、運動場での全校生徒でのお祈りの時間です。わたくしも、南山女子部時代、6年間毎日、朝と帰りの時間にお祈りがありましたが、南山小学校でのお祈りの時間は、小さな子供たちにもわかるように、より平易で具体的な言葉で語られているせいでしょうか。私達大人の心にも、直球で、また、心のとても深いところまですっと入ってくるような感じがいたしました。

自分の目の前にいるお友達に対して、「今日、わたしのお友達として、ともにいてくれてありがとう。」「ありがとうの気持ちをこめて、ありがとうの詩をうたいます。」

「お友達と一緒に、今日一日、協力して、運動会を行う事ができるよろこび。」「目の前、後ろ、また、横にたっている、自分の最も近くにいてくれる、あなたに、心からありがとう。」

そんなメッセージが、この朝のお祈りの時間に始まり、運動会全体を通じて伝わってきます。 これは、一つ一つのプログラムにも反映されており、子供たちは、その明確なメッセージを、しっかりと心にうけとめ、また、体全体でも受け止めている様子がありありと伝わって参りました。そういう心の琴線にふれるようなシーンが、南山小学校の運動会には、随所にちりばめられていました。

お祈りに続いて行われたのが、南山小学校の校歌斉唱です。幼い子供たちの歌声というのは、古今東西を問わず、聴いているものの魂までが洗われるような思いがするものですが、
南山小学校の場合は、そのような美しく愛らしい歌声に加え、グラウンド全体に広がって立つ、全校生徒450人の一人ひとりが、校歌にあわせ、思いのままに体を揺らしているのです。その動きというのが、実に一人一人さまざまであって、その動きひとつだけをみていても、そのお子様の個性や性格までもが推察できそうな、本当に、ひとりひとりがそのままでよい、そのまま大事にしなさいというお考えなのでしょう。450人いれば、450通りのリズムがある。その自分固有のリズムを大切にすればよい。そんなふうに訴えかけてくるような圧倒的な温かさを感じました。受け入れるということ、一人ひとりがそのままでよいということは、言葉でいうことはとても簡単です。けれども450人がグランドいっぱいに広がって、各々が自由に小さく揺れている光景は、大人である私達に圧倒的な迫力と感動的なバイブレーションとして伝わり、改めて、そのメッセージの大切さと、南山小学校が大切にしている一人ひとりのあなた、というコンセプトが、学校教育のさまざまな現場で、深いレベルまで浸透していることを顕しているかのようでした。

途中、何校もの系列校のお兄さんお姉さんたちが、小学校の運動会で、ダンスやチアリーデイングを披露したことも印象的でした。高校生のお兄さんお姉さんが意匠をこらしたメイクや衣装をまとい、すぐ目の前の自分達と同じ高さのグラウンドで披露されるダンスは、子ども達にとって、とてもダイナミックで刺激的なものに映ったことと思われます。また、それぞれの学校が、その学校のカラーを持ち、それらがダンスにもあらわれているところも興味深く感じました。

わたくしの出身校の南山女子部も、意外な事にダンスがとても盛んです。中学一年生のときに見た、学校祭の前夜祭で、洋楽に合わせてダンスを踊ったり、その年はたしかスティービーワンダーの「ウィアー・ザ・ワールド」だったと記憶しておりますが、英語の歌詞を自由に操り歌うお姉さん達は、自分がはじめて触れる大人の世界を感じました。その頃のダンスや選曲のテイストが、今年何十年ぶりに見た、その日の女子部のダンスの風情と全く変わっていなくて、まるでタイムトリップをしたかのように感じました。こうやって伝承されていく一つひとつの行事の中にも、伝統が育まれ宿っていくのだと大変感慨深く思いました。

南山小学校の運動会を語るのに、最後に、どうしても書いておかなければならないことがあります。

それは、南山小学校の生徒一人ひとりの、応援の姿勢です。南山小学校の3つのクラス、パッへ・ライネルス・ヤンセンのそれぞれが、1年生から5年生まで全員が一丸となり、オリジナルのスローガン・掛け声・振り付けや動きを使って応援合戦を行います。後でお話を伺いましたら、応援の振り付けは5年生が考え、4年生などの上級生たちが、昼の休み時間などに一年生の教室などに出向き、指導をしたそうです。

先の2つのクラス応援が終わり、3つ目のクラスの応援が始まる直前、本部席の前、多くの保護者の方々が見ている前でした。地面に座って次の出番をまっている一年生から5年生の中から、取りまとめ役のような女の子が立ち上がり前にでて、「いい?一年生の子たち、途中の手拍子のところは、なるべくゆっくりでね。そうしないと、掛け声とあわなくなるから。みんなもね。ゆっくり、ゆっくりね。」と動作をしめし、最後の調整の声賭けをしていました。その様子は、とても小学生、しかも、まだ5年生の子供にはとても見えませんでした。とてもしっかりと、みなの心をまとめ、そして、実に的確な言葉による指示でもって、全体の動きをとりまとめようとしていました。さて本番の演技、その女の子が最後に声かけをした手拍子の部分は、完璧な仕上がりでした!1年生から5年生までをひとつに纏め上げるリーダーシップが確かに育っている事。また、細かなひとつ一つの指示や全体の動きまでを、一年生までがしっかりと役割を担い、おさめていることころに、南山小学校の個々のレベルの高さと底力を感じました。

運動会の最後には、また、静かなお祈りの時間がもたれ、今日一日が無事に済んだこと、参観に来てくださった保護者や関係者の皆様が家路に帰りつく、最後の一歩まで、安全と平安をお祈り下さい。と神様に感謝をささげ、運動会の一日は終わりました。

ここに書いた事以外にも、競技の全般において、児童ひとり一人が、お友達のことをわが事かそれ以上に大切な存在として、全身全霊で応援している姿など、本当に、至るところに心揺さぶられるシーンがありました。

初等教育において重要な事柄はたくさんあると思います。初等教育だからこそ、多くの細かな課題もあるなか、目先の事にとらわれて、もっとも大切な事があとまわしになることも現場ではあるのではないでしょうか。その中で、人間の尊厳に基づいた、児童一人ひとりの個性や存在そのものを大切にする、その大軸から決してぶれる事のない南山小学校の教育理念と、また、それを現実のものとして実現されていらっしゃることに、深い敬意と感動を覚えた一日でした。学園の卒業生の一人として、また、このような素晴らしい小学校に進学していくお子さまの入学の準備のお手伝いをさせていただいていることに喜びを感じます。今年も、ご信頼をいただきました保護者の皆様の期待に応えるべく、準備をすすめて参ります。

また、入試一ヶ月前をきったこの時期は、小手先のことに、ついつい目が行きがちですが、
南山小学校の運動会で目にした『本物の初等教育』を受けるに値する児童であるために、大切なことは一体何であるかの立場に立ち返り、最後の仕上げにあたって参りたく
存じます。
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by iq-kids | 2010-11-02 21:30
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